むちうち症状をどうやって医師に伝えたらよいか
むちうちは、交通事故で最も多い怪我です。
むちうちの症状は個人差も大きく、軽症から重症まで症状の程度も幅広いです。軽い事故であっても、医療機関を受診することが大切です。
むちうちで医療機関を受診する際、医師やリハビリを担当する方への伝え方が重要となります。
特に痛みでは、場所や程度、種類など現れ方は人それぞれです。医師は、症状を聞いてお薬を処方するので、正確に伝える必要があります。先生は患者さまのお話から症状や痛みの程度を判断するため、伝え忘れがないようにしましょう。
一方で、神経症状として現れているのであれば「頸椎症」などを疑い、CTやMRIなどの画像検査を受けることになります。適切な時期に適切な検査を受けることは非常に重要です。
交通事故によるむちうちであっても、首の痛みがあるとだけ伝えると、湿布や鎮痛薬などが処方され、経過観察になってしまう場合があります。
正確に症状を伝えなければ診断名が変わってしまったり、受けられる治療が不十分になったりする可能性があります。むちうちが客観的にわかりづらい症状であるからこそ、正確に伝える必要があります。
むちうちの症状の伝え方のポイント
伝え方のポイントは下記のとおりです。
いつから痛いか
基本的には事故に遭ったらすぐに整形外科へ行き診察を受けてください。
その際、気になる箇所はしっかりと伝達することです。
事故から1、2週間空いてから病院に行くと「事故とは関係ない」と保険会社に主張されることがあります。1日、1時間、1分でも早く整形外科に行くことが大切です。
どこが痛いか
痛みだけではなく、違和感や痺れ、いつもより動かない、筋が固いなど、しっかりと伝えていきましょう。
どういった場合に痛いか
気を付けたいのは、通常時痛くないが雨が降ると痛いなどは後遺障害等級が付きません。後遺障害はいつでも痛いことが前提となっています。
痛みの差があることを伝えるのは大丈夫ですが、普段は痛くないとしてしまうとその痛みは後遺障害ではないということになってしまいます。
いつも痛いが、肩より上に腕を上げると非常に痛い、などであれば後遺障害の対象となりえます。
どのような痛みか
ズキズキ痛い、シクシク痛い、薄皮一枚かぶっているような感覚、左の薬指がしびれる
など具体的に説明してください。
以上、むちうち症状の伝え方について述べてきました。
伝え方1つで、後遺障害や治療方法・期間が変わってきます。是非参考にしてください。
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