60代男性がオートバイで直進中、一旦停止をしないで脇道から出てきたタクシーと接触し右肩鎖関節脱臼等の診断名で整形外科に通院し後遺障害等級12級5号が認められ700万円の賠償を実現した事例
依頼者属性
性別 | 男性 |
年代 | 60代 |
職業 | 会社員 |
住まい/事故現場 | 横浜市 |
事故態様
自分 | オートバイで直進中 |
相手 | タクシーで側道から出てきた |
事故時の状況概要 | 加害タクシーが脇道から出る際、一旦停止をせず急に出てきたため被害車両と接触転倒 |
部位・症病名 | 右肩鎖関節脱臼、右肩打撲 |
自覚症状 | 痺れ、痛み、拘縮 |
後遺障害等級 | 12級5号 |
保険会社提示額
費目名 | 金額 |
提示なし |
獲得賠償金額
費目名 | 金額 |
合計 | 700万円 |
受傷から初回面談までの期間 | 1か月 |
治療機関・機関 | 整形外科 |
事件概要
オートバイで直進中、脇道から出てきたタクシーが一旦停止をせず出てきたため衝突し、右肩鎖関節脱臼等の怪我を負った事案
相談のきっかけ
初めての交通事故で今後に不安を感じて、弁護士費用特約に加入していたこともあり、受任となりました。
担当弁護士のポイント
通常の事件のように加害者が保険を利用して相手方保険会社担当者との交渉という形にはなりませんでした。というのはタクシー会社は、個人と異なり全車に対してまとめて保険加入しているため、事故によっては保険を使わない方が安く済むと計算して自社で対応することがあり、本件もそうなってしまいました。こういった場合とにかく交渉が難儀します。本件も一旦停止をしたという主張を繰り返し、治療時期もいちいち口出ししてきたので話半分にしてこちらのやるべきことをやっていくこととしました。幸い依頼者の方は早期に体調が回復したため、ご本人の希望もあり治療は短期間で終了となりました。肩鎖関節脱臼による関節変形が生じていたので後遺障害はつくと見込みを立てその通り12級5号の認定となりました。結局後遺障害等級獲得こそが交渉を有利に進める肝でした。これでこちらは裁判を辞さないという態度で交渉に臨むことが出来るようになりました。過失についても相変わらず一旦停止をしたとは言いますが15対85という実質こちらの言い分通りといえる数字になり、賠償金の金額も最初は渋りますが交渉を重ねていくうちに上昇していき無事納得できる条件を引き出すことが出来ました。このようなタクシー会社を相手にするときは非常に骨が折れる交渉となります。本件は早期に交通事故に注力する当事務所にご依頼されたことが好結果に繋がったといえます。
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