後遺障害14級の認定率
損害保険料率算出機構の発表によると、後遺障害14級の認定件数は3万0675件と発表されています。
損害保険料率算出機構が扱った事件のうち14級の後遺障害が認定される率は全体の約2.8%になります。
また、合計5万2541件の後遺障害が認定され、その内、3万0675件が14級の認定となっています。
14級に認定された中で圧倒的に多いのがいわゆるむち打ちのときに認定される14級9号です。
14級9号はどうしたら認められる?
14級9号は、諸事情を踏まえて神経症状が残っていると医学的に説明できる場合に認定されます。
具体的な考慮事情としては、事故規模、事故態様、通院期間、通院頻度、治療の経過・内容、症状の一貫性・連続性、神経学的検査の結果、画像上の所見の有無などを考慮して判断されます。
画像上、異常が見られないむちうちの場合、通院期間については、6ヶ月程度を経過していないと認定されることは難しいでしょう。
以上後遺障害14級の認定率について述べてきました。
後遺障害が認定されるためには、適切な時期に、適切な治療・検査をしていることが必要となります。
そういった適切なアドバイスなしに漫然と治療をしていると、本来認定されるはずの後遺障害が認定されないこともあります。
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