巻き込み事故に遭ったら
最近ロードバイクの流行により、自転車が被害を受ける巻き込み事故が増えています。
バイクについても以前と変わらずに起きており、巻き込み事故は一定数あるのが現状です。
ここでは、巻き込み事故について説明していきます。
1 巻き込み事故で生じる怪我
巻き込み事故では、巻き込まれる側が生身であり、相手が鉄の塊故、被害者が命に関わる重傷を負う可能性もあります。
骨折はもちろんのこと、各種部位にダメージが生じえます。
脳を強く打ち高次脳機能障害になったり、脊髄にダメージを負い麻痺が残存したり、肩の可動域を超える落ち方をして引き抜き損傷など、以後の人生に大きな影響を与える重傷を負うことがあります。
事故時はアドレナリンが出ているため気づかなくても、数日後に強い痛みが出ることもあります。
巻き込み事故に遭った場合、ちょっとした違和感でもすぐに医師の診察を受けることが重要です。
骨、腱、靱帯、軟骨などにダメージを負い、各関節の機能障害、すなわち、可動域制限が出ることが多い類型となります。
しっかりとしたリハビリが出来る病院に通うことも重要です。
電気を当てて終わりのような病院では怪我がなかなか回復しないことが多いです。
2 巻き込み事故の賠償金
巻き込み事故もその他事故と同じで以下の項目の賠償金を受け取れます。
・治療費
・通院交通費
・休業損害
・入院雑費
・入通院慰謝料
後遺障害等級が認定されると更に
・後遺障害慰謝料
・逸失利益
を受け取れます。
重大な怪我を負った場合には
介護費
将来介護費
リフォーム代
などを請求できる場合もあります。
3 巻き込み事故の過失割合
過失割合、すなわち、事故の原因について、当事者それぞれにどれだけ責任があるのかを割合で示したものをいいますが、巻き込み事故では多くの事故で過失割合が問題になります。
巻き込み事故の過失割合は基本自動車8:バイク2となります。
自動車と自転車の基本過失割合は9:1となります。
下記の修正要素もあります。
バイクの場合
バイクの著しい前方不注視 +10
バイクの15km以上の速度違反 +10
バイクの30km以上の速度違反 +20
バイクのその他の著しい過失 +10
バイクのその他の重過失 +20
車側の修正要素
自動車の大回り左折・進入路鋭角 +10
自動車の合図遅れ +5
自動車の合図なし +10
自動車の直近左折 +10
自動車の徐行なし +10
自動車のその他の著しい過失 +10
自動車の重過失 +20
具体的にどのようなケースが該当するかは、専門書や判例によるため、ご自身の過失割合が気になる場合、弁護士に相談することをお勧めします。
ご自身のみで判断するより、確実な見解を得ることができます。
過失割合について、巻き込み事故では加害者側が不当な主張を押し付けてくる事例が多々あります。
そういった主張には毅然とした態度を見せ、証拠に基づいて反論していく必要があります。
4 弁護士への依頼
巻き込み事故は、重傷を負うことが多く、安易な治療打ち切りや示談をしてしまうと、以後の人生に大きな影を落とすことになりかねません。
重大な事故であるため、ご自身のみで判断せず、弁護士に依頼することが必要です。
上でも述べた通り、ほとんどのケースで過失割合が問題となり、根拠を持って交渉するにはプロの手を借りるのが賢明です。
また、しっかりと治療をしないとならないときに一方的な打ち切りをされると以後の治療はすべて自費となり、慰謝料の金額も下がってしまい良いことが何もありません。
更に、慰謝料などの賠償金についても、弁護士に依頼すれば、最も高い弁護士基準となるため、受け取る賠償金が高くなります。
重大な事故だからこそ、弁護士に依頼して後悔しないようにすることが肝要です。
以上巻き込み事故について説明してきました。
巻き込み事故で何かお悩みならまずは専門家である弁護士に相談しましょう。
是非当事務所の初回無料相談をご利用ください。
交通事故を多数扱い、現在も日々多数の案件を受任している弁護士だからこそ出来るアドバイスをさせていただきます
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初回相談は無料でお受けしておりますので、お悩みの方は、お一人で抱え込まず、ぜひ一度専門家にご相談ください。
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