交通事故の過失割合はいつ決まるのか

先に答えを言うと、交通事故の過失割合は，殆どのケースで和解の時に決まります。

過失割合とは，交通事故を発生させた責任の割合をいいます。

大きな事故になればなるほど、過失割合によって賠償金に大きな差が出るため、安易に決めることが出来ません。

ですので、多くの場合に、最後の最後、和解時に決定することが多いのです。

ただ、車の修理が先行し、被害者の方も早く車を利用したいときには、車の修理についての和解時に過失割合を決めることがあります。

車の修理、すなわち、物損の解決時には弁護士を付けず、その後治療打ち切りを提案されたときに弁護士に依頼した場合などは、既に過失割合が決まっているので、その場合は怪我の賠償金についてもその過失割合が適用されます。

また、示談をする際には，通常，過失割合を決めてから，賠償金の額の合意に至るのが普通です。

示談というのは，事故の当事者の双方が合意することで成り立つものですが，過失割合についても，当事者双方の合意によって決定されます。

ただ、裁判をした場合，判決の時に決まることもあります。

実際には、裁判所は和解を強く勧めるため裁判でも和解する際、裁判所が心証を開示して過失割合を決めることがほとんどです。

弁護士同士がしっかりしていれば、訴訟しながら妥協点を見つけていくことも多いです。

ですから、判決で過失割合を決めるというのは、どうしても双方埋まらない溝があり、やむを得ず判決に至る場合に限られます。

以上、交通事故の過失割合が決まる時期について述べてきました。

圧倒的多数は、人身についての和解時ですが、その時点にすべきではない事案もあります。

ご自身だけで判断せず、是非当事務所の初回無料相談をご利用ください。

交通事故を長年多数扱ってきた経験とノウハウから、過失割合を決める時期、過失割合は何対何が正当かなどを具体的にアドバイスをさせていただきます。

島武広島法律事務所　代表弁護士（神奈川県弁護士会所属）: 当サイトでは、交通事故問被害にまつわるお悩みに対して、弁護士の視点で解説をしています。また、当事務所にて携わった事案のポイントも定期的に更新しています。地元横須賀で、「迅速な解決」を大切に代理人として事件の解決に向けて取り組んでいます。

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